顎関節症

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• 食べ物をかむ時に、顎（あご）が痛い…
• 大きな口が開けられない…
• 歌う時に顎ががくんとなる…
• 顎を動かすと痛むし音が出ている…
• 食べられないものが増えてきた…

顎関節症は、「顎関節やあごを動かしている咀嚼筋（そしゃくきん）の痛み、顎関節雑音、開口障害あるいは顎運動異常を主要症候とする障害をとりまとめた病名」とされています。

歯を食いしばる習慣がある人や、元々歯並びが悪い人、ストレスが多い環境にさらされている人は、顎関節症になる可能性が高まります。

顎関節症ということで顎に関する病気としてよく知られていますが、命に大きく関係する疾患でないことから、受診をしない人もいるので、症状が悪化してしまうこともあるのです。

基本的には、

1. あごの痛み
2. 口の開きが不十分などの障害
3. あごを動かす際に生じる音

が主な症状となります。

人によって出現する症状や程度は違うので、「この症状はあてはまるけど、この症状にはあてはまらない」ということもあります。

また、顎だけではなく、顎周囲の部分でもある首や肩、耳にも異常が見られることがあります。

自身でできる対応としては、顎関節を安静に保つことです。

歯ぎしりをしないよう意識してみたり、ストレスがかからないような環境に身を置く、もしくはストレスがかかっていたとしたら、そのストレスを発散することが、自身でもできる対応となるでしょう。

顎関節は軽度であれば自然に治癒することもありますので、医療機関を受診しない状態でも症状が落ち着くこともありますが、その一方で症状が悪化する可能性もあります。

顎関節は命に大きな影響が出ないからと医療機関を受診しない人も多いですが、顎関節が大きく影響する食事は生活の重要な一部ですから、基本的には医療機関を受診した方がいいです。

その際、あらゆる科の中でも歯科・口腔外科を受診するのが一般的です。

症状によってはどの科を受診していいのかわからなくなりますが、顎関節の色々な症状を見て当てはまることが多ければ歯科・口腔外科を受診しましょう。

医療機関では、様々な治療法がありますので、症状や個人の生活、そしてその医療機関にある設備によって治療法が決定されます。

顎の痛みが強い場合には薬物療法が選択されますし、筋に障害が生じているという理由から電気を流すなどの血流改善を試みることもあります。

他にも顎周りの運動として、リハビリをすることもあります。

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